医師監修

手術と​保険に​ついて

監修:東京歯科大学水道橋​病院 名誉教授・  特任教授 ビッセン宮島弘子

手術と保険について
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白内障手術と​その​費用

白内障手術と​その​費用

知っておくと​安心、​入院や​お金の​こと

い​ざ手術の​ことを​考え始めると、​心配事は​尽きないのではないでしょうか。​ みなさんが​安心して​ご納得の​いく​治療を​受けられる​よう、​手術の​流れから​費用の​ことまで​ご紹介します。

治療の​流れ

治療の​流れ

短時間の手術で、クリアな視界を取り戻す

●視力検査 ●屈折検査 ●コントラスト感度 ●眼圧検査 ●眼底検査 ●散瞳検査 ●細隙灯顕微鏡検査 ●角膜内皮細胞検査 ●眼軸長測定 ●曲率半径測定 ●角膜形状解析 ●波面収差解析 他

診察で​白内障と​判断されたら、​まずは​目の​検査を​受ける​ことになります。​検査は​1、​2回で​完了する​ことが​ほとんどです。

眼内レンズの種類やスケジュールを相談

検査の​結果、​手術が​必要な​場合は​眼科医と​よく​相談して、​眼内レンズの​種類や​スケジュールを​決めて​いきます。

手術

そして、​いよいよ手術と​なります。​ 手術は​顕微鏡下で​点眼麻酔または​局所麻酔で​行われます。​痛みも​ほとんど​なく、​通常10分から​20分程度で​完了します。

術後は一定時間安静に

術後は​一定時間安静にします。​そのまま​宿泊される​場合も​ありますし、​ご帰宅となる​場合も​あります。​どちらが​良いかも​ご相談ください。

手術後の定期検査

手術後は​定期的に​検査を​行います。​視力や合併症が​ないかを​一定期間検査・ ​診断します。

手術に​関わる​費用

手術に​関わる​費用

多焦点眼内レンズも​選定療養で​より​選択しやすく

手術に​関わる​費用は​眼内レンズの​種類で​変わります。​単焦点眼内レンズを​使用する​通常の​白内障手術は​全額保険適用です。​また、​2020年4月から​眼鏡装用率の​軽減効果を​有する​多焦点眼内レンズを​使用する​白内障手術は、​厚生労働省が​定める​選定療養の​対象と​なりました。​多焦点眼内レンズに​関する​費用を​自己負担する​ことで​多焦点眼内レンズを​選択する​ことが​可能と​なりました。

単焦点眼内レンズの治療にかかる費用 単焦点眼内レンズ費用・手術費用・術前術後検査 保険適用

単焦点眼内レンズの​場合

全額​医療保険の​適用で​安心
単焦点眼内レンズは、​全額​医療保険適用!

単焦点眼内レンズを選ぶと、全て保険適用となり年齢等により適用割合(1〜3割負担)が変わります。単焦点眼内レンズの費用は手術費用に包括されています。

多焦点眼内レンズの​場合

多焦点眼内レンズの​費用を​自己負担する​選定療養

多焦点眼内レンズを選んでも術前・ 術後の検査などは医療保険の適用となります。また、手術の費用も単焦点眼内レンズを使用した白内障手術と同様の部分は保険適用となります。ただし、多焦点眼内レンズに関わる費用(多焦点眼内レンズと単焦点眼内レンズの差額+多焦点眼内レンズ特有の追加の検査)は自己負担となります。自己負担額は待合室などに掲示されていますので自身で確認して検討ができます。

多焦点眼内レンズの治療にかかる費用 一部自己負担

レーシックしてても​大丈夫?

レーシックを​すると​白内障手術が​できなくなると​いう​うわさを​聞いた​ことは​ありませんか?​その​答えは​NOです。​レーシック手術を​受けた目でも​正確に​検査する​ことで​通常の​白内障手術と​同様に​施術を​する​ことができます。​診察の​際には​レーシック手術を​受けた​ことを​主治医に​伝える​ことで​スムーズに​診療が​できます。

監修:東京歯科大学水道橋​病院 名誉教授・ ​特任教授 ビッセン宮島弘子
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